有限会社 永永舎

インド

  • クンナムお問い合わせ その①

    2018年02月28日

    下記内容のお問合せメールがとどきました。長野県上田市のお客様です。
    お問合せ内容:
    さまにクンナムで悩んでいます。本物偽物中国加工インド加工 各社様々で困りました。
    南OO社は、VG推奨
    日本OOOOOOは、V推奨
    OOOOOOサOOOは、K推奨()石材業界ではどちらも有名な石材商社です。)
    見積もり先石材店からは数種類?
    RR  77  JJ 聞いたことのないクンナム名 偽物臭い

    インド加工 真面目で中国より磨きがキレイという石材店
    いや中国加工の方が良い、インドは未熟と、わかりません

    推奨クンナムを教えて下さい。加工はインドか中国か
    値上げ前に決めなければならず、多少焦っています。
    よろしくお願い致します。

    この内容に対して下記返事いたしました。


    お問い合わせありがとうございます。
     
    東京谷中にて石材貿易販売ならびに墓石工事を行っております()永永舎の伴埜(トモノ)と申します。
    クンナムの鉱山は現在1または2丁場しか採石できない状態です。環境問題でなかなか採石許可が降りません。そのためクンナム原石不足となっております。中国の工場に入ってしまうと各社勝手にマークを作ってしまうので信用できません。弊社は自ら検品し輸出し、中国の専門工場にて加工しております。
    ​中国の御影石原石商社が仲介しますとほとんどがわけの分からない名前となって降ります。今ではインドより直接原石を入れている日本商社も少なくなってしまいました。​
    また出来高制給与体系の中国工場は、工員ができるだけ早く次の工程に移るために磨き等が悪くなります。
    そのため油脂系等の液体を最後に塗る工場もあります。​

    インド工場は時間給与体系ですので、ゆっくり時間をかけて磨いております。歴史的には中国工場よりも古い時期に始まっております。しかし地理的に遠いため納期に間に合わない等により中国工場に負けてしまいました。日本向け墓石工場の数も十軒あるかないかです。また一軒あたりの生産量も十分の一でしょうか。

    旧正月前のこの時期では中国の黒御影石専門工場はどこも生産量限界です。良い製品ができる可能性は少ないです。値上げの問題は福建省政府が主導しているとのうわさです。値上げのないインド製品を考えてみることも必要に思われます。
    弊社のインド墓石製品はクンナム鉱山を所有しております。もちろん鉱山も稼動しております。またクンナム原石を中国の黒御影石専門加工工場へ送っておりますので、値上げ幅は加工賃だけですので少ないです。ただしインド墓石製品に比べて割高になります。よろしければクンナムのインド製品の御見積もりいたしますので、御図面等ありましたらお送りください。この項続く。

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